湊かなえの小説が、映画化されたり、ドラマ化されたり・・・
人気作家ですねえ。
夜行観覧車。
原作は、すぐ読めて面白かったけど、
なんだか、後味が今一つという印象だったのですが、
今回のドラマ化、脚本家がうまいです。
母親の罪のないセリフが、多感な中学生をいらだたせるところ。
リアルすぎて、息苦しいほど。
横で見るでもなく見ていた長男に「うわ。昔のお母さんにそっくりやな」と
言われてしまいました。^^;
100坪以上の家が並ぶ住宅街に、120坪を3分割した家に住んでいた頃の状況に
レベルの差こそあれ、思い当たる節が・・・
ポシェットおばさんも・・・
ゴミ出しの恐怖・・・
その他もろもろ・・・
リアルだわあ。
つらかった頃のことがよみがえってきます。
でも、不思議に優しい気持ちになるのはなぜ?
鈴木京香が涙するシーンも「うんうん。わかるよ。でも、大丈夫だよ。いつか
終わりはくる。わかってくれる日がくるよ」と思える自分に驚きます。
荒れ狂う中学生との格闘の日々。
どこでいつ、歯車がくるってしまったのかと、自問自答する日々。
素直でかわいかったあの子はいったいどこにいってしまったのと
涙があふれてとまらなかったあの日々。
今は随分強くなって、我が子の思春期を迎えて戸惑うお母さんに
エールを送れるほどになりました。
「夜行観覧車」
犯人は・・・
そして、夫の秘密とは・・・
少しづつ明らかになっていく、それぞれの家族の秘密。
目が離せないドラマです。